AMATSUN’s blog

50代サラリーマンのセミリタイア

仕事24(パワハラ/優しい会社・激しい会社)

ブタクサの花粉症があるのですが、ほとんど出かけてないので影響ないはずなのですが、昨日から鼻炎と喉が…鼻炎の薬を飲んでも効かないので風邪薬にしました。

急に暑くなってまたエアコンを点けたからかも。空気清浄機も動かしてるんですがね。

さて、久しぶり?に会社仕事ネタです。

パワハラ、ハラスメントの内部通報の対応をしています。今の会社、人が良いというか優しいというか世間知らずの人達の会社でねえ。

ハラスメントにも最近はいろんな種類が「創設」されてきてますが、パワハラ厚労省が「六類型」というのを出してます。世間の知識知恵を単に紹介するブログは、私は書く気全くないので、その説明は省略。

今、対応している会社では、これまで数度、同じような訴えが同じ対象者、ある本部の幹部について来ているのですが、言ってくる人も自分で「パワハラとまでは言えないかもしれませんが…」と言う。前回までの(別の人の)通報時に、周りの従業員を数名ヒアリングしたのですが、そこでも皆さん「そういう面のある人だが、パワハラとまで感じない…」と言う。そう言われちゃうと、こっち側、外部の弁護士も含め、パワハラ認定できかねてしまうので、結局お咎めなしで、まあた同じような通報が来ちゃう。

優しいのか、忖度しているのか、遠慮がちです。これが、優しくない「激しい会社」では、全く真逆ですね。「…そういう人です…」って回答になるので、認定できるようになっちゃう。以前いた会社(複数)はそうでしたよ。

「ハラスメント」かどうかは、「不快である」かどうかなので、感じ方であってそう感じなるのなら、あとは程度問題を世間一般感覚に照らすだけ。「パワー」は、要は立場が上か、職務権限を受けていた人に行使できるか、実質的に社内での実力権力を有しているかなどです。この点で言うと、部下からのパワハラも部下の方が社内での実質的な力を有している経緯と実態があれば、パワハラが成立し得ます。

さて、優しい/激しいの違いについて、一つの例として「挨拶してくれない」で説明しますね。これですら、厚労省の六類型にあてはようとすれば当てはまり得るのです。職場内の人間関係の遮断ってやつです。しかし、今の会社の優しい?世間知らず?の人達は、鼻から「それはパワハラではない」という頭なのです。これが、以前いた激しい会社だと、「無視してますよね」って言ってくれちゃうわけです。

他に、「会議やミーティングで、自分の意見や提案は、はなから否定してされる」って言って来ている(過去から数度数名)のですが、「激しい会社」だとこれも「そう見えます」と回答があるのですが、今の「優しい会社」は「そうも見えるが、他にもそういう人はいるので…」と言われちゃうのです。

要は多分、通報対象となっている本部のその幹部に、周りはやっぱり忖度に近い優しさ?があるのでしょう、下手に言い過ぎたくない。これが、「激しい会社」では「されてる方のことも、している方のことも、知ったこっちゃない」な風土ですね、こっちの方が世間では多い会社だと思います。

なぜかというか、まあそうなるかなと最近思っているのですが、「激しい会社」の方が「通報」自体の件数は少ないですよ、世間並み(ってなんだでしょうが)。他方で、今の会社がそうですが、「優しい会社」の方が「通報件数」は断トツに多いです(汗)。

それは、要は、会社が職場の問題解決をしていないから、優しい会社は通報が減らず、通報しても厳罰が出るとまで思ってない(事実、優しい会社だから出ない)から、通報が安易なのでしょう。激しい会社は、通報されたらアウトくらいの「検挙率」なので、通報してくる側の本気度が全く違いますね。「パワハラだ」と通報者は一貫してます、「…パワハラとまでは言えないかもしれませんが…」なんてノリで通報してきませんね。

あと、今の「優しい会社」の人は、通報がバレて匿名性を維持できないのではとかをやたら恐れている(過去の職場風土、経営陣のマインドがそうだったのでしょう)。これが、「激しい会社」だと、「通報がバレたり匿名性が確保できないようなことがあったら会社を訴える」という姿勢ですよ、通報者さん側は。

だからではないですが、絶対に利害関係者に情報を洩らすようなことはしないですよ、会社側は。それバレたら、会社と経営陣自体のリスクになっちゃいますから、一個人のパワハラかどうかの問題がね。

あー、あと「通報した人」は会社に居づらくなるとか、今の優しい会社の社員さんは言ってますね。今の優しい会社では、これまで「パワハラではない件」で「通報」された人は、のうのうと会社に居ますね、一人だけ「セクハラ」の疑いで名誉ある撤退をされた方はいます(そのように勧奨しました)。激しい世間?の会社では、通報された側の人は概ね会社を去って行きますね。これって以前も書いたかもしれませんね。

報道や週刊誌などでの有名人の件など、行き過ぎの感はありますが、そういう時代かと。甘くない(優しくない)ということです。