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これまでの「相続問題」を読んで頂いているとしての続きで書きます。
22年11月末に91歳で父が逝去し、私は相続については母が全て相続すればいいと考えていたので、相続放棄期限の23年2月末まで相続については黙っていました。ところが毒姉は母にも共有せず、戸籍を取ってみずほ銀行などから残高証明書を取っていたのです（私にそれが開示されるのは弁護士が入ってからの10月です）。
1. 法定相続人
亡父の法定相続人は、配偶者の母、未婚の63歳の姉、私の3人です。「法定相続」については、ググってください、基本的なことなので解説しません。
2. 遺言書
亡父は遺言書なんて残してないです。入院中気にしてたのは馬券でした。
遺言書は大事で書くべきで安心とか言う人いますが、個人相手の弁護士とか司法書士の宣伝を間に受け過ぎです。いずれまた書きますが、書式の要件の問題もありますが「執行」するのに、遺言執行人が事実上必要で費用がかかりますよ。1億円以上とか財産遺産があるならどうぞ。まあ金ない人の遺言執行者になんか、信託銀行も弁護士も司法書士もやりたくないですよ、みな金目当てですよ。
3 .代襲相続
未婚でお子さんもいない「お一人様」とかの方は、自分には相続人はいないので、財産残しても国庫に帰属してしまうから、Die With Zeroでいいんだと言う人がいますが、ほんとに相続人はいないのでしょうか。上記1.の法定相続とともに良く考えた方がいいかと。
自分が死んだときに、病院または警察の霊安室に誰があなたの遺体を引き取りに来るのでしょうか？、国庫さんですか？、だったらいいですね。
配偶者/子がいないとしても、親兄弟姉妹甥姪なんかいたら、遺体引き取りと葬儀は誰が引き受けますかね？、ほんとにDie With Zeroで金を全く残さなかったら、同居関係でもない兄弟姉妹甥姪からしたら、はっきし言ってやだよ。そんな甘くないですよ、いまの時代は。
話し戻して、私が相続は全て母でいいやと考えていた理由は、①今いまお金がないと困る貧困者じゃない、②母が亡くなった時に残ってるものを相続すればいいと考えたから。
そう、仮に自分が母より先に死んでいても、子（孫）に代襲相続権あるからです。更に、姉が死んだ場合も、私が法定相続人、私が死んでいたらまた子（孫）に代襲相続権があるからです。反対に、私が死んでも姉は私の相続人ではないです、何故なら配偶者と子（孫）がいるからです。
ということは、最終的には母姉私の遺産は全て自分の子（孫）に流れていく訳だから、今いま「遺産から欲しい」なんて言うのは品が無い/ガメツイでしょう。
亡父の遺産も母の資産も姉の資産も、母と姉（実質母と同居で同じお財布）で管理してればいいでしょう。世界旅行するとか特殊詐欺に遭うとか無ければ財産資産が吹っ飛んで無くなる、浪費するなんてないでしょう。母は高齢なので世界旅行なんでできないし、姉が実質同居してれば特殊詐欺も大丈夫でしょう、そう考えたのです。費ったとしてもたかがしれてますよ。
反対に、未婚お一人様の姉に至っては、最後病院か警察の霊安室に遺体を迎えに行くのは、私か私が死んででたら私の子（孫）なので、もし「散財しましたぁ、完全Die With Zeroでーす」だったら誰も迎えになんか行かねーよ。それこそ皆んなで相続放棄するわ（めでたく国庫に帰属ですな）。
私は、自分ですら死んだ時に子（孫）に迷惑料としてお金を残すつもりです。だから贅沢なんかしません。「いいパパだったね〜」なんて温情にdependしません（そんなこと思ってないだろうし、特に口きかない息子は）、金で解決します。
少し脱線しましたが、自分には代襲相続人がいるから、今いま金をくれ〜なんて言う必要ないのです。一方、未婚の姉はまあ今欲しいでしょうなぁ。しかし、そんな行動言動する人に私も私の家族もいい感情は持ちませんわな。一人で死ねば〜と思いはじめるきっかけを自分でまいちゃうことなる訳です。
そう思っていたので、遺産分割協議に応じることすらしないつもりでした、当初はね。だって仮にほっておいて、母が死のうが姉も死のうが、数次相続（ググってください）になるだけで国庫に行っちゃうとかないから。
しかし、そうもいかないなという点にその後に気づいたので、秋以降に母側に弁護士を選任させて（私は弁護士費用なんかやだもん）、結果としては遺産分割協議に応じる方針にしましたが、それは次回以降に。
キーワードは遺言書と遺留分減殺請求権です。
あと余事ですが、4月から施行の不動産の相続登記義務化なんて間に受けちゃダメですよ。私的財産の自由は憲法で保証されてるですから。
相続登記（前提として遺産分割協議）してないからって罰するなんて、自転車で右側通行してる人に交通違反切符切るみたいなことです。相当悪質（もう相続人一人なのに空家廃墟にして周りに迷惑とか）だけでしょ。
