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前回、前々回に予告しました2022年11月に逝去した実父の相続問題のシリーズを始めます。
昨日、弁護士事務所に行って遺産分割協議書にサインしてきて、ようやく1年超のこの問題が終結しました。
法定相続人は実母、未婚の姉、私のたった3人なのに揉めたのです。理由は元々、姉と私は折り合いが悪いからですわ、私が姉のこと嫌いで信用していない。
１．母いわく「お金がない、お金を残さず死んだ」と
私は実家を大学入学とともに出てますので、実家のなかでどんな話を父、母、姉がしてるのか知る由もなく40年近いわけです。
一方、姉は未婚のまま、実家の近くにマンションを持っていますが、まあ週末はほぼ母や父と過ごしてきたものです。
急に倒れて半年ほどいくつかの病院を転院して91歳でなくなった父は、大往生です。最後は母と私（と私の妻）のことは誰だかわかってなかったですね、対して姉はちゃんと最後までわかっていて呼んでいた。
葬儀のとき、母が「お金がない、ろくろくお金を残さずに死んだ」としきりにボヤいていたので、そうなんだろうと思っていました。中堅の上場会社で常務取締役までやった父でしたが、現役の頃から平日は家で食事することは無く毎晩呑み歩く人（ほとんど会社の交際費だったのだろうと思ってましたがね）。ゴルフ、麻雀、競馬とやってましたので、ほぼ遺産はないのかなと。
なので、私は相続は母が全部すればよく、姉と私は相続放棄すればいいと思ってました。
２．相続放棄の期限である3ケ月
49日と納骨のときに、母に相続のことについてどうするのか聞いたら自分が銀行に相談する（から口を出すな）的だったので、相続のことについては触れないこととしてました。相続放棄は裁判所への申し立てを行う必要があり（民法上の強行法規）、期限の3ケ月が近づいたころに相続放棄を提案したら、母も姉からも猛反対されました。
もっとも母は相続放棄というものがどういうものかわかってなかったのだろうと。
他方、姉は虎視眈々と勝手にいろいろ調べていたのです。
①母の返事：相続ってものは分け合うものだ、放棄とかするなんてそんなものはない（人の話を昔から聞かない人です）。
②姉の返事：私は法律で持っている権利を主張する、具体的には株式を半分もらう。
そして姉は、電話で「名義変更するのに必要だから、法定相続証明書を取るので戸籍と印鑑証明書をよこせ」（こういうことを平気で電話で言う上から目線の人です）。
もうこの時点で、この二人と電話で話しても埒があかない（これまでの何十年でもそうだったわ）と思い、母が銀行に行くと言っていたので、「銀行でもいいし、外部の第三者をとおして話を聞く」として、頭にきたしで携帯電話とメールを着信拒否としました。
3．私がなぜ頭に来たか
主として3点です。
①相続という法律上のことを誰にもの言ってるんや
私は34年のサラリーマンの間、法務部門で働いてきましたし、行政書士/司法書士の資格も持っていますから、法律については専門家であると自負してます。それに対して、素人の母の「相続ってのは分け合うものだ」とか姉の「私は法律上の権利を主張する」とかなんやねんです。
いやいや、いいですか、一人でも「や～だよ～ん」ってヘソ曲げたら相続＝遺産分割はできないですよ。結局、相続なんてものは全員の同意合意なのです。なのに、姉の素人勘違いは「法定相続証明書」とやら（最近できた制度みたいですな、知らんかった）を取れば、強制的に強行的に自分の権利分を請求できて取得できるとでも思っているバカです。電話の際に理解が間違っている（特にやたら株式の名義変更を言ってたわ）ことを指摘してあげても、「私もこの機会に勉強したし、会社のシニアライフ研修でも習った」とかアホなこと私に言ってましたわ。
姉は、昔はパソコン製造販売が主の会社、いまはＩＴ企業とぬかしている有名上場企業一筋で、60歳定年後は取引先に再就職してやがる世間知らず（私からすると）。この某ＩＴ企業は社員に何を教えているのでしょうな。業界では上から目線で元受けとしてのプロジェクト・マネジメントをする評判のとっても悪い会社で、政府系や金融機関の基幹システムなどでも問題を起こしている（のに今でも世間では偉そう、特に人事HRは偉そうにメディアにも出てたり、昔から早期退職制度を何度もやってきた会社、アホかと思うわ）。
私が頭に来たあと２点は、
②母は金がないと言っていたのになんで姉は相続財産に株式があるって先に知ってるや、そもそも私は何にも財産の開示を受けてないよ
③父が勝手に遠方に作った墓の問題
がありますが、長くなっちゃったので今回はここまで。
今日は数か月ぶりにこの持っている中で一番デカい65Wのアンプを鳴らしたわ、いつも猫がのっかてるやつ。いいわ～、でも近所迷惑の爆音。
