AMATSUN’s blog

50代サラリーマンのセミリタイア

相続問題15(遺産分割調停申立ての準備…自分でできるよこんなの)

母と毒姉がタグ組んで、電話で口頭だけで戸籍をよこせとか、毒姉は株式の名義変更をするとかなんとか一方的に言って来たのが2023年の2~3月、でその4月以降から「そのやり方」について異議を述べて、当事者間での協議を拒否し、そうやく10月以降に母の代理人弁護士から接触が来たわけです。

それまで、私は故人父の残した財産について何も書面で開示されてこなかった。ようやく弁護士からの書面で、実家の土地(家屋は母名義)、預貯金、株式で合計が相続税基礎控除の4,800万円をちょうど切る額(なんか怪しいけど)。

 

これまでの経緯を書面にして、質問事項の他、私の最大の懸念である北関東の奥地に亡父が私からすると勝手に建立した墓(縦の普通の墓石でなく、横型のデカい何様って感じの墓、400万円くらいかかったらしい)の墓じまい費用を誰が負担するのかを明確にすることを遺産分割協議の前提必須要件として、書面で弁護士に回答したが、期限の年末までに何らの回答をしてこなかった相手方弁護士(母毒姉)。

1月に譲歩する用意はある(ただし墓じまいは必須要件)として、再協議して終結させようよと弁護士に伝え、回答を何度も待ち待ちしている間に、家庭裁判所への申し立ての準備をしました。

 

前回までのブログで、ちょっと間違って書いていた。「審判」でなく「調停」の申立てです。すんません訂正です。

遺産分割協議の法的手続きとしては、①調停→②審判→③訴訟(裁判)というのが実務です。私が準備したのはまずこの調停。

 

申立書に付随する申立ての内容に関する言い分は、「事情説明書」って書式が裁判所において用意されていて、これ単なる穴埋め方式です。1ページ目だけですけどこんなのですわ。

f:id:AMATSUN:20240427193440p:image

 

はっきし言って、これ簡単ですよ。こんなのできるのに、ネット上では「素人には無理なので弁護士がお安く?承ります」とか出てるけど。

 

家庭裁判所での調停は、調停員3人、元裁判官とか、元公証人とか弁護士とか。期日は月に1回程度で、概ね1年くらいかかるよう。当事者同士は顔を会わせないで別々に言い分を聞かれるので、弁護士に依頼しても当事者本人の出席は求められます(ここが「訴訟」の裁判を異なる)。なので、弁護士雇っても意味ないよ。

これは、離婚の調停でもほぼ同じみたいね、友人がやってた。

 

ただ、弁護士に依頼すると、主張書面(訴訟裁判の場合準備書面と言う)というものを専門家流儀で作成してそれを家庭裁判所に期日前に予め提出することで、優位に進められるのでしょう。

私は、自分でこの主張書面も用意作成しました。既に12月に弁護士宛に出した14ページものの私の書面を添付引用土台として、それに加え、12月末に相手方代理人は期限を無視したことなどを追加した。そこでは、証拠として弁護士とのやり取りのメール記録を添付引用しましたよ。これは家庭裁判所での調停員にも心証悪いでしょう。

 

よく一般の方が勘違いしているのが、民事裁判等での証拠。書面主義なのは当然なのですが、よくある誤解は、その書面にハンコがないとだめとか、公(おおやけ?)のものでないととか、しまいには録音だの最近だと写真や動画記録だとか、争い余地がが完全にないようなものでないとダメとか思いすぎ。

いいんですよ、偽物でないんだから確からしい記録なら。自己の備忘録や手帳の記録でも、それを裁判官らが確からしいと心証得られれば。何にも書面がなく口でタダ言ってるようななのは相手にされないだけ。

 

そこで、メールのやり取りの記録はとても有用ですよ。gmailのやり取りの履歴を印刷すればいいのよ、これ確かでしょう、ニセもの偽造でない限り。だから相手方弁護士も返信には慎重だったと思いますが、私は常にこちらが伝えたことは自分でメールに記して相手方弁護士に「…以上、お間違いの指摘やご異議があれば〇月〇日〇時までにご返信ください」として必ず言質を取りました(返信はなかったよ、いつも、だけど返信がなかったということがgmailの履歴の印刷書面から明確じゃん)。

 

2月に入っても回答期限を2回延ばされたので、中旬にはもう申立てやる気満々よ。そして事前に用意した書面類を持って管轄の家庭裁判所の事前相談に行きました。ちょうど2階階段から転倒して指肘足の怪我してる状態で、車運転して。家庭裁判所の相談窓口のおじいさんは親切で、一通り軽く見て「完璧ですね、よくここまでご自分でできますな」と言われたので、サラリーマン時代は法務部門の責任者をやっていたことと、司法書士の資格も持っている(簡易裁判所の訴訟代理権も)ことを言ったら、「プロじゃないですか、あとは印紙と郵便代のセットはあちらで売ってますので、提出されるさいに買われてください」とのことでした。

 

あ、先までのブログで費用もちょと間違えました。最低の費用は、印紙の1,200円。それに郵便代として、数千円×相手方の人数分。なのでまあ1万円以下ではあります。

 

ただね、ちょっと素人にはもちろん私にも面倒でとても手間かかかったのが、添付する除籍戸籍関係の謄本類の取得ですわ。ほんとこれには呆れた、昭和のままでしたよ。

次回以降に書きます。